【講師コラム】夏休みのプログラミング出張イベント報告
子どものためのプログラミング教室 江東区総合区民センター
〜子どもたちの創造性と発想力を刺激するプログラミングイベントを/出張授業
8月10日、江東区総合区民センターの主催で「夏休みこどものためのプログラミング教室」が開催されました。同センターには、調理室や研修室、レクホールなどがあって、地域の方々のために楽しくてためになる多様な学びイベントが催されています。東京メトロ西大島駅の目の前という好立地も魅力です。今回、ユーバーとして初めて小学生親子向けのプログラミング教室の出張授業に講師としてお招きいただきました。
エレベータに貼られたポスター。低学年の方はすぐに満席に!お問い合わせが続いていますとセンターのご担当者もおっしゃってくださいました。
学びと創意工夫の両立を目指して〜ワークシートで計画しお手本にそって作りながら工夫する
午前中は、低学年親子向けに「プログラミングでうごくおてがみをつくろう」、午後は高学年向けに「プログラミングで動くポスターをつくろう」という内容です。いずれも小学校でおなじみのスクラッチを使いました。教材はこのイベントのために新たにユーバーで開発したものです。
ただ作るだけでなく、お手紙の読者やポスターを見る人に「伝えたい内容・目的」について「どうしたら喜んでもらえるか」「どうしたら想いや事柄が印象的に伝えられるか」を子どもたちが思考し工夫できることを重視しました。そんな狙いを教材に込めました。
限られた時間内に完成できることは必須ですし、レベルや経験も異なる子どもたちに楽しく取り組み、創意工夫してもらうにはどうするのが最適なのかユーバーは試行錯誤しました。お手本のままに作るのではなく工夫の余地があって、かといって無計画に好きに作るだけではなく学びを得てほしいと思いました。そこでワークシートに自分の考えをまとめながら、お手本にそって作り進み、できるだけオリジナリティを出せる教材、授業進行を目指したのです。
子どもの作品は動画化して読者や視聴者に届ける 〜喜んでもらえた経験を自信や意欲喚起につなげて
子どもたちが頑張って完成した作品はできるだけ多くの方に見てもらい、喜んでほしくて授業の中で保護者の方に作品の動画キャプチャ方法をご紹介しました。そうすれば遠隔地にいるご親戚やお友達にもお子さまの作品は、保護者のSNS等を通じて鑑賞し喜んでいただける、そう思ったからです。
ご希望者にはYouTubeでの公開もお手伝いしました。作品をご覧になった方はお子さまの成長や想いに触れて嬉しいと感じるでしょう。またそういった反応や感想は子どもたちの自信につながり一層、学びや興味関心といった意欲を喚起することと思うのです。
少し欲張りすぎてしまいました
午前中の「おてがみ」は内容を欲張りすぎてしまってバタバタしてしまったことが講師の反省点です。最後は駆け足になってしまいました。もっともっと時間をとって様々工夫したかったなと感じています。子どもたちの作品は素晴らしいものばかりでした。
高学年は子どものやりたいことへヒントやTipsを伝えました
午後は高学年のお子さんだったので、フレームだけ用意して座標やメッセージングといった基本知識を解説し、個々に取り組んでもらいました。講師が回って、子どもたちの実現したいことのためのTipsをアドバイスいたしました。
拍手につつまれた鑑賞会でエンディング
最後にプロジェクターに全員の作品をうつして鑑賞を行いました。素晴らしい作品ぞろいで拍手に包まれました。
参加者からは「とても楽しかった。作り方を理解することができた。次はゲームを作ってみたい」と意欲的なご意見も聞けて、非常に嬉しくなりました。
今後も子どもたちの将来につながる小さなきっかけになるようプログラミング出張授業に取り組んでいけたらと思っています。